フランスにて1824年創業の世界最古の百貨店、ベル・ジャルディニエール。
今は亡きベル・ジャルディニエールは、パリで最初に縫製職人を常駐し良質の紳士服を制作していました。
大変希少な1920〜30年代頃に制作されたハンドメイド手縫いのモーニングコートです。
フランスの当時の職人によって一針一針魂を込めて縫われた博物館クラスのエレガントなモーニングコートは、
すべてフランス製に拘り、随所にフランスの粋、フランスのエスプリを感じさせてくれる大変希少な逸品。
19世紀中頃、当時ヨーロッパで一番の洒落者とされていたナポレオン三世や、さらに古い時代の騎兵隊が
穿いていたパンツのシルエットをヒントに、敢えてハンティング用のジョッパーパンツを合わせるとカッコいい!
と思い買い付けに至りました。
ぜひ、アンティーククロージングでしか味わえない着心地、素材感、雰囲気をご堪能ください。
当時の時代背景、文化、歴史、そして何よりファッションとして着用できる価値のあるモーニングコートは早々お目にかかれません。
前釦の合わせは、モーニングコートならではの拝み留め仕様になっています。
穴かがりはすべて職人による手縫いによって制作されています。
左右の内ポケット、総裏による仕様。
裏地、袖裏は上質なシルクになります。
襟にはベル・ジャルディニエールのタグが縫い付けてあります。
内ポケットには顧客番号、顧客の名前が書かれています。
左内ポケットの下には小ポケットが付属します。
お尻のあたりにはテールポケットが2つ付属し、スレキも上質なシルクになります。
袖口の釦は3個の開き見せ仕様になっています。
私の知る限り当時のモーニングコートなどには本開きの仕様は殆ど見受けられません。
釦はすべて手の込んだシルクの装飾くるみ釦になります。
表地と裏地の縫い合わせなどすべて手縫いによって制作されています。
袖裏は珍しいシルクのロイヤルブルーストライプが使用されています。
非常に細かいステッチ、手縫い箇所が時間をかけてゆっくり制作していたことを物語っています。
上質な生地であることがお判りかと思います。
右袖には手縫いによって補修された跡があります。
当時の所有者が愛着を持って大事に着用さてていたことが伺えます。
また、左後袖付けには生地裂けが見受けられます。
アンティークのようなダメージを表現して制作したのではなく、長い長い年月を経て自然に出来たダメージは非常に魅力的な逸品。
おおよそ100年も前のモーニングコートを踏まえると大変素晴らしいアンティークコンディションになります。
前から。
横から。
後ろから。
アンティーククロージングならではの独特の雰囲気と存在感は一点物の証。
モノ好きな大人の方、粋な大人の方、服好きの大人の方はぜひ、
選び抜かれたアンティークロージングを体感してください。
海外へ直接足を運んで、目で見て、手で触って、納得のいくモノだけを、そして
確かなクオリティーとコンディションの良いモノだけを厳選して買い付けております。
シーズン : 春夏秋冬
色 : 黒
素材 : 表地ウール100% 裏地シルク100%
サイズ : 実寸サイズ 着丈 約88.5cm (襟付け根から裾) 身幅 約47cm (脇下の端から端)
肩幅実寸 約41.5cm (両肩の付け根 ) 袖丈実寸 約56.5cm (肩付け根から裾)
サイズ調整・修理可能
サイズ調整、傷などの修理ができますのでご相談ください。
アンティークロージング特有の汚れ、傷について
アンティーク特有の擦れ、汚れ、傷(穴)等の経年感は、アンティークの特性上どうしても避けては通れません。
特にウール素材となりますとなおさらのことです。
アンティークのようなダメージを表現して制作したのではなく、長い長い年月を経て自然に出来たダメージは非常に魅力的な逸品。
私はファッションとして着用することを念頭に当時の時代背景、文化、歴史、雰囲気をご堪能して頂きたく思っております。
また、ご不明な点などございましたら、ご納得のゆくまでご質問等お待ちしております。
何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。