1930年にビスポークオーダーにて制作された大変希少なハンドメイド手縫いのモーニングコートです。
制作はパリ中心部の5区に構えていたテーラー、Richard。
職人によって一針一針魂を込めて縫われた博物館クラスのエレガントなモーニングコートは、
随所にフランスの粋、フランスのエスプリを感じさせてくれる大変希少な逸品。
ぜひ、アンティーククロージングでしか味わえない着心地、素材感、雰囲気をご堪能ください。
当時の時代背景、文化、歴史、そして何よりファッションとして着用できる価値のあるモーニングコートは早々お目にかかれません。
冬用にツイードでモーニングコートとは贅沢極まりないですね。
存在感のある襟。
左右の内ポケット、総裏による仕様。
裏地は上質なシルク。
袖裏も上質なシルク。
内ポケットには制作した年である1930年、顧客番号、顧客の名前。
左内ポケットの下には小ポケットが付属。
お尻のあたりにはテールーポケットが2つ付属し、スレキも上質なシルク。
穴かがりはすべて職人による手縫いによって制作。
袖口の釦は4個の開き見せ仕様。
私の知る限り当時のモーニングコートなどには本開きの仕様は殆ど見受けられません。
釦はすべて手の込んだシルクの装飾くるみ釦。
重要箇所であるラペルは、職人の手仕事によるハ刺しによって構築。
表地と裏地の縫い合わせなどすべて手縫いによって制作。
胸から脇下へ箇所は芯地を使用して構築。
豪華なバラシャツイード生地。
ウエストコートも豪華で風合いの良いシルクで総裏による仕様。
穴かがりはすべて職人による手縫いによって制作。
ポケットのスレキは上質なシルク。
見た目の美しさと動き易さを考えて、後ろセンターには深めのスリット。
釦はすべて手の込んだシルクの装飾くるみ釦。
また、すべて職人の手仕事による根巻き仕上げ。
後ろ見頃は黒一色で上質なシルク生地。
バックスタイルは尾錠が付属。
表地と裏地の縫い合わせなどすべて手縫いによって制作。
裏地は上質なシルク。
後見頃も上質なシルク。
前から。
横から。
後ろから。
前から。
横から。
後ろから。
アンティーククロージングならではの独特の雰囲気と存在感は一点物の証。
モノ好きな大人の方、粋な大人の方、服好きの大人の方はぜひ、
選び抜かれたアンティークロージングを体感してください。
海外へ直接足を運んで、目で見て、手で触って、納得のいくモノだけを、そして
確かなクオリティーとコンディションの良いモノだけを厳選して買い付けております。
シーズン : 秋冬
色 : 黒
素材 : 表地ウール100% 裏地シルク100%
サイズ モーニングコート: 実寸サイズ 着丈 約94.5cm (襟付け根から裾) 身幅 約49.5cm (脇下の端から端)
肩幅実寸 約45cm (両肩の付け根 ) 袖丈実寸 約59.5cm (肩付け根から裾)
サイズ ウエストコート: 実寸サイズ 前丈 約60cm 後着丈 約56cm (襟付け根から裾) 身幅 約46cm (脇下の端から端)
肩幅実寸 約32cm (両肩の付け根 )
サイズ調整・修理可能
サイズ調整、傷などの修理ができますのでご相談ください。
アンティークロージング特有の汚れ、傷について
アンティーク特有の擦れ、汚れ、傷(穴)等の経年感は、アンティークの特性上どうしても避けては通れません。
特にウール素材となりますとなおさらのことです。
アンティークのようなダメージを表現して制作したのではなく、長い長い年月を経て自然に出来たダメージは非常に魅力的な逸品。
私はファッションとして着用することを念頭に当時の時代背景、文化、歴史、雰囲気をご堪能して頂きたく思っております。
また、ご不明な点などございましたら、ご納得のゆくまでご質問等お待ちしております。
何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。