1920年にビスポークオーダーにて制作された大変希少なハンドメイド手縫いのモーニングコートです。
制作したテーラーは南フランス、モンペリエにあったlouis stehle。
職人によって一針一針魂を込めて縫われた博物館クラスのエレガントなモーニングコートは、
随所にフランスの粋、フランスのエスプリを感じさせてくれる大変希少な逸品。
第二次世界大戦、フランス陸軍のバイク部隊が穿いていたレザーのジョッパーパンツと合わせると
ドレッシーでモードなスタイルが完成する!と思い買い付けました。
ぜひ、アンティーククロージングでしか味わえない着心地、素材感、雰囲気をご堪能ください。
当時の時代背景、文化、歴史、そして何よりファッションとして着用できる価値のあるモーニングコートは早々お目にかかれません。
胸ポケットは手縫いによって構築されています。
前釦の合わせは、モーニングコートならではの拝み留め仕様になっています。
胸ポケット、襟などの装飾である縁取りは、光沢を抑えたシルクになります。
穴かがりはすべて職人による手縫いによって制作されています。
左右の内ポケット、総裏による仕様。
裏地、袖裏は上質なシルクになります。
内ポケットには制作した年である1920年、顧客番号、顧客の名前が書かれています。
左内ポケットの下には小ポケットが付属します。
お尻のあたりにはテールポケットが2つ付属し、スレキも上質なシルクになります。
袖口の釦は3個の開き見せ仕様になっています。
私の知る限り当時のモーニングコートなどには本開きの仕様は殆ど見受けられません。
釦はすべて手の込んだシルクの装飾くるみ釦になります。
重要箇所であるラペルは、職人の手仕事によるハ刺しによって構築されています。
表地と裏地の縫い合わせなどすべて手縫いによって制作されています。
袖裏は珍しいシルクの白黒ストライプが使用されています。
胸から脇下へ箇所は芯地を使用して構築しています。
非常に細かいステッチが時間をかけてゆっくり制作していたことを物語っています。
上質なドスキン生地であることがお判りかと思います。
後ろの裾に小さな傷があります。
アンティークのようなダメージを表現して制作したのではなく、長い長い年月を経て自然に出来たダメージは非常に魅力的な逸品。
100年以上も前のモーニングコートを踏まえると大変素晴らしいアンティークコンディションになります。
前から。
横から。
後ろから。
アンティーククロージングならではの独特の雰囲気と存在感は一点物の証。
モノ好きな大人の方、粋な大人の方、服好きの大人の方はぜひ、
選び抜かれたアンティークロージングを体感してください。
海外へ直接足を運んで、目で見て、手で触って、納得のいくモノだけを、そして
確かなクオリティーとコンディションの良いモノだけを厳選して買い付けております。
シーズン : 春夏秋冬
色 : 黒
素材 : 表地ウール100% 裏地シルク100%
サイズ : 実寸サイズ 着丈 約94cm (襟付け根から裾) 身幅 約54cm (脇下の端から端)
肩幅実寸 約43.5cm (両肩の付け根 ) 袖丈実寸 約56cm (肩付け根から裾)
サイズ調整・修理可能
サイズ調整、傷などの修理ができますのでご相談ください。
アンティークロージング特有の汚れ、傷について
アンティーク特有の擦れ、汚れ、傷(穴)等の経年感は、アンティークの特性上どうしても避けては通れません。
特にウール素材となりますとなおさらのことです。
アンティークのようなダメージを表現して制作したのではなく、長い長い年月を経て自然に出来たダメージは非常に魅力的な逸品。
私はファッションとして着用することを念頭に当時の時代背景、文化、歴史、雰囲気をご堪能して頂きたく思っております。
また、ご不明な点などございましたら、ご納得のゆくまでご質問等お待ちしております。
何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。